I(総論) §1 基本事項

4 行動原則

行動内容 ねらい
指揮者

1 指揮者は、旺盛な責任感と確固たる信念を持って、自隊を統率する。

◎指揮者の心構え

2 指揮者は、常に隊員の技量・体力を把握しておくとともに、隊員の健康状態についても十分把握する。

◎隊員の状況の確実な把握

3 指揮者は、積極的に上級指揮者の指揮下に入り、自隊の行動指示を受けるとともに、状況を的確に把握して、自隊の行動の安全確保措置を速やかに決定し、その内容を明確に毅然として隊員に指示する。

◎状況の的確な把握と迅速な安全確保措置

4 指揮者は、他隊または全体の行動を十分に把握し、一体となった部隊活動を行うよう努める。

◎指揮統制の徹底

5 指揮者は、状況が急変した場合には、状況に応じてた判断を下し、速やかに隊員の安全確保のため、必要な指示を与える。

◎隊員の安全確保のための迅速な指示

隊員

1 隊員は、旺盛な士気により、常に任務を完遂する気慨を保持する。

◎隊員の心構え

2 隊員は、指揮者の指示・命令を遵守する。

◎指揮者の命令の遵守

3 隊員は、常に災害現場における自らの安全の確保に努めるとともに、相互の連絡を密にし、チームワークの保持に努める。

◎安全の確保とチームワークの保持

4 隊員は、災害現場の状況が急変した場合等、指揮者の状況判断に必要な情報を直ちに報告する。

◎状況急変時の速やかな報告

5 隊員は、自己の行動内容及びその結果について随時指揮者に報告する。


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