留意事項 | 事故事例等 |
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1 指揮者は、停車の合図を早めに行い、できるだけ急停車を避ける。 |
▶ 指揮者が急に停車合図を行ったため、車両が急に停車し、後部座席の隊員が前部座席のシートで頭部を打撲した。 |
2 停車時は、駐車ブレーキは確実に作動させ、車輪止めを使用する。車輪止めは、車両が確実に停車したことを確認してから使用する。 |
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3 停車位置は、傾斜地及び軟弱な場所は避ける。なお、やむを得ず、傾斜地又は軟弱な場所に停車しなければならないときは、車輪止めを増強したり、敷板を敷くなどの補強措置を講じる。 |
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4 現場の状況によりやむを得ない場合を除き、反対車線には停車しない。 |
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5 火災現場、ガス漏れ、毒劇物漏えい事故現場等では、二次災害を防ぐため、風上等の危険の少ない場所に停車する。 |
▶ 火炎が強く、消火活動中の水槽付消防ポンプ自動車が輻射熱で延焼し、それに気がついた隊員が消火しようと放水したところ機関員の顔面に当たり、水撃により目を負傷した。 |
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留意事項 | 事故事例等 |
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1 指揮者は、車両が確実に停車した後、下車の合図を行い、隊員は指揮者の合図があるまで下車しない。 |
▶ 現場到着時、車両の後部ステップから飛び降り路面の凹凸に足をとられ足首を捻挫した。 |
2 後続車や歩行者等の有無を確認してから、車両のドアを開放する。 |
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3 下車は、支持物を保持し、足元の安全を確認して行うとともに、飛び降りない。また、防火衣などが積載物や車両の構造物に引っかからないよう注意する。 |
▶ 下車時、ホースカーの突起物に防火衣のバンドを引っかけ、ホースカーで腰部を打撲した。 ▶ 現場到着後、運転席から下車する際、取っ手につかまり後ろ向きでステップ1段を片足ずつ降りずに、高さ約90cmのステップを経て両足で路面に着地した際に、急激な加重により右ふくらはぎを負傷した。 |
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留意事項 | 事故事例等 |
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1 車両誘導の合図は、指定された隊員が行い、指定隊員以外の隊員は誘導を行わない。 |
▶ 数人の隊員が思い思いに誘導したため、機関員が混乱して運転を誤り、隊員が車両と塀の間にはさまれ負傷した。 |
2 車両誘導の合図は、警笛、誘導灯、手信号、号令等により、距離、幅員、高さ、その他必要事項を明確に機関員に伝達する。 |
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3 車両を誘導するときは、足元に気を配り、一般車両や歩行者、はしご搬送等の活動隊員に注意して確実に実施する。 |
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4 車両を誘導するときは、車両の前後は避け、努めて車両の側方で誘導する。 |
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5 車両を誘導するときは、機関員の視野を妨げる場所に位置しない。 |
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6 車両のバック誘導にあたっては、特に車両後部の左側を重視する。 |
▶ 車両のバック誘導時、右側で誘導したため、左側のバンパーが路上の電柱にあたった。 |
7 夜間、車両を誘導するときは、必ず照明器具を使用する。 |
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