I(総論) §2 行動総論

 5 帰署(所) 

(1)帰署(所)途上
留意事項 事故事例等

現場活動による疲労のため、注意力が散漫になることがあるので、交通法規を遵守し、交通事故防止に万全の注意を払う。

▷ 災害出動の帰署途上、赤信号を通過しそうになった。

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(2)停車及び下車時
留意事項 事故事例等

1 現場活動による疲労のため、足元への注意力が散漫になることがあるので、下車するときは、ステップから滑り落ちないよう注意する。

2 上記のほか、前記3 現場到着の(1) 停車時及び(2)下車時の例による。

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(3)入庫誘導時
留意事項 事故事例等

1 車庫内においては、他の車両や柱(壁体)との接触、衝突に注意するとともに、機関員の死角に入らないよう車両の側方で誘導する。

▶ 車庫入れの際に、誘導していた職員がはしご車後部とシャッターの柱の間に挟まれ死亡した。

2 上記のほか、前記3 現場到着の(3) 下車時の車両誘導等の例による。

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(4)再出動準備
留意事項 事故事例等

1 現場活動による疲労のため、注意力が散漫になることがあるので、帰署(所)後の作業を行うにあたっては、指揮者は作業が完全に終了するまで隊員に注意を喚起する。

2 ホース等の使用資機材を降ろすときは、安定した姿勢で行い、粗暴な取扱いをしないよう注意する。

▶ 車両からホースを降ろす際、多数のホースを無理な姿勢で降ろそうとしたため、腰椎を捻挫した。

3 現場で使用した資機材の異状の有無を点検する。なお、この場合、必ず保安帽、手袋を着用する。

4 ホースを乾燥させるときは、ホース乾燥台の滑車や引き上げロープ等に異状がないかを点検する。

5 ホース乾燥台の真下には、作業担当者以外の者を近づけないようにする。

6 乾燥台及び地上の隊員は、保安帽を着用して、相互に合図をし、滑車に指をはさまれたり転落したりしないよう注意する。

7 夜間作業を行うときは、十分な照明を確保する。

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