II(各論) §3 事故等に伴う救助活動 3 鉄道事故

3 鉄道事故

 1 進入活動 

事故車両への進入
留意事項 事故事例等

1 軌道敷内への進入は、車両の運行停止を確認した後とする。

▶ 現場に到着後、負傷者救出活動中に電車にはねられ死亡した。

2 感電事故防止のため、鉄道関係者にパンタグラフ降下や、電源遮断を迅速に要請する。

3 第3軌条方式(地上集電式)の地下鉄の場合は、送電停止を確認した後に進入する。

4 車輪止めの設定は鉄道関係者に作業を要請する。

5 部隊を指定して、車両運行の監視を行い、安全監視体制を強化する。

6 鉄道関係者に後続電車や対向電車の運転状況を聴取し、これらが運行されている場合は、必要に応じ緊急停止措置を要請する。

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 2 救出活動 

(1)人力による救出
留意事項 事故事例等

事故車両の一部を持ち上げて要救助者を救出するときは、腰を下ろし呼吸を合わせ手足をはさまれないよう注意する。

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(2)資機材による救出
留意事項 事故事例等

1 要救助者を救出するため、資機材を使用し事故車両の引き上げや引き下ろし等を行うときは、手足を挟まれないよう注意する。

2 資機材を搬送する場合、階段やホーム上での乗客との接触防止に注意する。

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