留意事項 | 事故事例等 |
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1 機械事故の状況は様々であるので、指揮者は関係者から事情を聴取し、機械の種別・構造等事故現場の状況などを把握し、活動の安全を確保するため、速やかに隊員に対して適切な指示を与える。 |
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2 工作機械等が不意に作動したり、あるいは隊員が感電しないようにするため、活動開始前に電源を確実に遮断し、スイッチ部には監視員を配置する。 |
▶ プレス機械を分解して救助活動中に、外部から帰ったばかりで事情を知らない工員が、スイッチを入れたため、活動中の機械モーター部でスパークし、顔面を火傷した。 |
3 事故現場周辺に進入するときは、機械類・工作物との衝突、積荷の荷崩れ、床のすべり、電気・危険物施設等との接触など危険が予測されるので、関係者の誘導を受ける。 |
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4 活動スペース確保のため使用資機材を早期に決定し、不必要な物の搬送はしない。 |
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留意事項 | 事故事例等 |
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1 工作機械等の破壊作業が振動を伴うときは、周囲の積荷の荷崩れに気をつける。 |
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2 エンジンカッター等の火花を発する資機材を使用するときは、傷病者保護、可燃物の除去、消火態勢の整備など出火防止の措置を講じる。なお、油脂類の付着が多い工作機械等を破壊するときは、努めて火花を発しない資機材を使用する。 |
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3 印刷機ローラー等の分解・取りはずしや切断を行うときは、油の付着で手足が滑りやすくなっているので注意する。 |
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4 油圧式救助器具、金てこ、バール等で押したり、拡げたり、持ち上げたりするときは、油で滑るおそれがあるので、当て布等を行う。 |
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5 破壊活動により落下、転倒のおそれのあるものは、ワイヤロープやロープ等で確保する。 |
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6 中腰、横位、仰臥位などの姿勢は、疲労が伴うので適宜作業の交代を行う。 |
▶ 中腰の不安定な姿勢で長時間油圧式救助器具のポンプ操作をしたため、腰に痛みを感じた。 |
7 工作機械類等を溶切断するときは、鋭利な溶接切断部との接触による受傷に注意する。 |
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8 工作機械の中には、電源遮断後であっても、プレス機械のようにその重みで作動部が突然落下する場合があるので、強固な緩衝物をあて、手指を挟まれないようにする。 |
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9 工作機械の切断刃等の鋭利な箇所には、当て布を施し受傷を防止する。 |
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