留意事項 | 事故事例等 |
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1 消防車両等が空港に進入するときは、空港管理者、航空管制官等の空港関係者と連絡し、必要な指示を受けるとともに、走行中は移動中の航空機や他の作業車両に注意する。 |
▶ 空港関係者の誘導からはずれた運行をしたため、向きを変えた退避移動中のジェット機の高温排気を浴びて火傷をした。 |
2 活動中、事故機が急に爆発的に炎上するおそれがあるので、一般的に機首方向または状況に応じて風上、風横側から接近する。 |
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3 事故機に接近するときは、ジェット機では、火傷を防止するためエンジン尾部から45m以上、引込まれを防止するため空気取り入れ口から8m以上離れるとともに、プロペラ機では停止しているときでもプロペラには触れない。 |
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4 事故機から燃料漏れがある場合は、その箇所を泡消火剤で覆い、火災予防装置を講ずるとともに、常に状況の変化を監視する。 なお、燃料漏れがなくても、常に火災に備え消火態勢を整える。 |
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5 夜間、滑走路は照明がなく暗やみの場合が多いので、早期に照明を確保し活動する。 |
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6 事故機の周辺には破損した機体が散乱しているので、足元に十分注意して活動する。 |
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7 ヘリコプターの回転翼が回転しているときは、接触や風圧による転倒に注意して接近する。 |
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8 活動中、衝撃等のはずみで機体が傾いたりすることがあるので、翼等の機体の下へは接近しないようにする。 |
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留意事項 | 事故事例等 |
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1 引火・爆発等の非常時に備え、機外と進入口に必ず監視員を配置し、緊急時の安全対策を図る。 |
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2 機体に三連はしごを架ていするときは、架てい角度と滑り防止に注意する。 |
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3 主翼上等の高所で活動するときは、転倒・転落に十分注意する。 |
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4 流出油、燃料タンク等の引火爆発による二次災害防止のため、警戒区域を設定し、破壊作業は火花等を発しない資機材を用い、援護注水を受けてから実施する。 |
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5 出入口・非常口の扉を金てこ等で破壊するときは、扉・資機材を落下させないよう注意する。 |
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6 出入口や非常口の破壊・開放が不可能なため、黄色塗料等で明示されたカットマーク部分(破壊口)を切断するときは、内部のワイヤーロープやパイプライン、配線・配管等に注意する。 |
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留意事項 | 事故事例等 |
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1 事故機内は、座席・荷物等が散乱しているので周囲に注意して行動する。 |
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2 事故機内から要救助者を、はしご等を利用し搬出するときは、足元が狭いので転落等に注意する。 |
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3 水中での救助作業はウェットスーツ等を着用し、流出したジェット燃料などが直接皮膚に触れないよう注意する。 |
▶ 海に墜落した旅客機の乗客を救出中、水面に流出した燃料が皮膚に付着し、皮膚炎を起した。 |
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